「ざくろ 銀座店」(☆彡)
ZakuroGinza
 銀座にはこの店があると「ドン・ナチュール」 の帰りに同期が行きたいといい、親友の土金先生もこの店のすごさを語ったので記憶に新しい。

 しゃぶしゃぶの名店としてその名も轟いています。

 夜の価格に比べると昼は比較的リーズナブルでお店の雰囲気は味わえました。
 
住所:中央区銀座4-6-1銀座三和ビルB1F
電話:03-3535-4421
定休:年中無休
営業:11時~22時半(ランチは16時まで)
 
 銀座の交差点に近い場所。地下に降りていくとレストラン街があります。
 この店はその一番手前。
 民芸調の店構えでしっとり落ち着いた雰囲気。和服の仲居さんが多くいて、案内をしてくれます。
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 受付のある側からは通路反対側のスペースもこのお店。
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 そちらのお部屋でいただいております。

 

08年10月1日昼の来訪。

 この日は小用あって銀座へ両親と出る。
 路上パーキングに停めたため早くに帰らねばならない。両親が希望したのはこの店。
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 最初に出てくるお茶はほうじ茶でした。
 
牛ロース炭火焼ステーキ定食 2600円
 これはぼくの注文。アスパラ豆腐、トマトサラダ、牛ロース炭火焼ステーキ、御飯香物、お椀の構成です。
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 アスパラ豆腐は玉子たっぷりの黄色い玉子豆腐のしたに柔らかく煮込まれた白アスパラと緑のアスパラしいてあるつくり。上には作りたてと思われる自家製マヨネーズにカイエンペッパー、蟹の身とキュウリでした。後から名物だと知りましたが、なるほど美味しい。
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 トマトサラダはガラスの器に。刻んだトマトはきちんと湯剥きしてあり、刻んだ玉葱とともにいただく。醤油ベースのドレッシングの美味さは特筆ものです。冷たいトマトをいただくのに最高。これだけでこの店の評価が上がります。
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 御飯はお変わり自由。炊き加減は昼に大量のお客が押し寄せるだけあって大釜炊飯ジャー的なもの。味噌汁は油揚げにネギです。
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 メインの牛ロース炭火焼は網焼きで、最初から箸で食べやすいように切ってあります。これは先ほどのトマトサラダの感動に比べ、なんとも平凡かな。。。

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 その場で削る胡椒と塩と、専用のタレで食べるのは良いのだけれど、火が通り過ぎた感じのするお肉にはどれもいまひとつの感が否めない。「ざくろ」といえば、肉が素晴らしいらしいと思い込んでいた分落差を感じたのかもしれません。
 付け合せには量が多めに茹でたキャベツとほうれん草です。

 
和定食 2600円
 両親はこれ。小付、まぐろ山かけ、茶碗蒸し、キスフライ、御飯香物、お椀の構成です。
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 小付は味見しておりません。インゲンなどの和え物のようです。
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 まぐろ山かけにはいくらと青のりにわさび。
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 キスのフライはサクサク。これが3枚と極細の千切りキャベツ。
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 茶碗蒸しは中の具も贅沢な感じで、分けてもらった中にも百合根と穴子のようなものが入っていました。
 
 ところで、気に入ったのはトイレの標識。トイレは受付の目の前の位の場所にあり、ちょいと古めかしい感じがするのですが、用をたす目線に貼られた標識にはこうかかれています。
「STAND CLOSER PLEASE. YOUR HONEST JOHN IS NOT SO LONG AS YOU EXPECT.」
 総評は☆彡(一つ星半)です。

 仲居さんは常に目を光らせてお客の動向を見守っている感じがします。並々ならぬ接客レベルはさすがでした。

 

09年5月3日夜の来訪。
 夕食は21時前にお袋と銀座をうろうろ。
 「ロテスリーレカン」で考えるが、高いと言われてさらに歩く。しかし結局良い店は見つからず、戻ってきたころにはラストオーダー終了の時間10分過ぎでした。
 ということで、最初はやめにしたこちらへ。21時半ラストオーダーです。結局より高くなりました(笑)
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 今回はメインの入り口の方の奥の席に。和のカウンター席がある場所でした。
 
季節和定食 6000円
 お袋はこれを注文。
アボカドゆば寄せ
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 一見豆腐のように見えますが、これが湯葉を集めたもので、中にはとろりと滑らかなアボカドが入っていました。和風だしの餡をかけてわさびを盛っています。
刺身盛合せ
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 氷を盛った四角い皿の上に赤いかとマグロの赤身です。つまには刻んだ葱と茗荷。茗荷の配分が多いですね。赤身はじっくりしたマグロの旨味が味わえるもの。
若鮎塩焼
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 小さな鮎の塩焼き。実は鮎はそれほど好きな魚ではなく、最後に食べたのはいつだっけ?という感じなのですが、これは…美味しい!! 頭までガッツリいただけました。鮎の塩焼きには必ずついてくる蓼酢。酸味がきてその後に蓼の強烈な苦味が。やっぱり苦手だなぁ。
小芋とよもぎ麩煮おろし
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 もっちりした蓬入りのお麩と巣揚げした里芋。
めばる煮付
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 まるまる1匹めばるの煮付けです。これはあまり手をつけませんでした。
穴子、きす押し寿司
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 透き通る身のきすには木の芽、柔らかな穴子にはわさびが。小ぶりな押し寿司で出されました。
吉野紅梅
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 梅のゼリーに丸い梅一個。氷入りのガラスの器で出されるところがお洒落。

 
すき焼定食 16000円
 定食で16000円とは…と思いつつも、食べてみないことには何もわからないので注文。
 お通し2品、刺身盛合せ・すき焼・野菜添え・御食事・デザートの構成。
 お通しはメニューから選択できます。
たこ桜煮(800円)
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 タコの脚のぶつ切りです。桜煮ですので、ふっかり柔らかな食感になっています。
白ばい貝酒蒸し(900円)
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 弾力があって美味しい白ばい貝の酒蒸し。日本酒の旨味と貝の旨味があるねっとりとした粘液をまとっています。
刺身盛合せ
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 こちらの刺身はマグロの中トロ、赤いか、赤貝です。
すき焼
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 一人ですが、小さく四角い一人用の鉄鍋にコンロがきました。
 すべて仲居さんがすき焼きをつくって盛ってくれます。
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 手順としては牛の脂身を置いて鉄鍋に火をかけて溶けた油を満遍なくまわし、そこにすぐ割り下を投入。量的には少な目か。1枚目の牛肉を入れて火を通し、味見的に器に入れて渡してくださいます。これは溶き玉子を入れたカップに。食べるときは溶き玉子の中に入れていすべていただくのですね。カップにはもち手がついているので意外に食べやすくてよかった。玉子はなくなりそうになるとどんどん追加してくれます。さすが贅沢。
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 やはり素晴らしい肉です。玉子とあわせて美味しい!!
 次に玉ねぎ、白い葱、えのき茸、しめじ、木綿豆腐です。
 その後にこんにゃくと春菊も。
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 最後にきしめんを入れていただくこととなりました。

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 御飯と赤だしのセットとの選択です。

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 香の物もついてきます。浅漬けですね。
杏仁豆腐
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 デザートは選択でしたので、杏仁豆腐に。ミルキーさはアーモンド由来かと思うようなもので甘さも適当。

 

ざくろ 銀座店 (しゃぶしゃぶ / 銀座)
★★★★ 3.5