「酔蕎庵 楽食（らくた）」（☆☆）
http://www.rakuta.jp/
厚木の北にある住宅地に十割蕎麦のこだわりのお店があります。
小さなショッピングセンターの１軒ではありますが、店構えから内装までこだわった和モダンな造り。
職人仕事の高級蕎麦屋さんとは違った美味しさが深夜まで味わえる優良店です。
住所：厚木市毛利台１－２５－１
電話：０４５－２４８－７６５８
定休：木曜
営業：１１時半～１５時／１７時半～２４時（日曜～２１時）
ショッピングセンターは郊外のものにしては小さい。どちらかといえば、町のショッピングセンターに近いか。和の塗り壁のお店はその１階にすぐ見えます。
中に入ると昼間でもくらい雰囲気のよいスペース。
窓に向かっている大きなカウンターがあり、壁際にはテーブル席です。音楽はジャズ。なるほど蕎麦処としては今風です。
０８年１１月２日昼の来訪。
本日は研究班の勉強会。厚木の老健施設で開催されるので、近くで食事を取ってからと思ってこちらに。食べログで上位に来ているのを見ました。さっと食べられるところもうれしい。なにしろ、１２時集合です。
１１時半で一番目のお客です。すぐにお客が続々入店されていました。
カウンター左端に座って、お絞りと蕎麦茶が出されました。
二色せいろ ８９０円
石臼挽き自家製粉の十割蕎麦。蕎麦の実は会津磐梯産。茹で時間は１５秒とのこと。
ざるは二重に。
下のほうのせいろは細めですが、手打ちがしっかりわかる切り方具合。十割らしい口当たりです。つゆではなく、最初はアンデス産の岩塩をつけて食べることを勧められる。食べるとなるほど蕎麦の味わいがよく感じられます。
上は太くてガッツリと蕎麦の完食が味わえる田舎そば。これも塩でいただくと、今はない「なかじん」でも感じた香ばしい木の実のような香りがかすかに感じられました。ただ、塩で食べ続けるのはちょっとつらい。
やはりそば汁をつけるとガンガン食べられます。化学調味料不使用、最高級鰹節使用を謳うつゆはすっきりしていて旨味が濃い。
刻みネギとおろしたての山葵も使っていろいろ楽しめます。
ミニ鴨つくね丼 ６３０円
鴨つくねはだいぶこなれたつくねのボール。焼いたネギとともに白米に盛られています。
鴨の油がネギに絡みなかなかに美味しい。
ただし、蕎麦を食べるのにこれを一緒に頼んだのは失敗。香りが強くて。運んでくるのは別々のほうがよかったな。
トイレもちゃんと完備。落ち着いた間接照明の美しい和の面持ちは店内同様コーディネートされていて、黄色い小さな造花と炭が置かれていました。
総評は☆☆（二つ星）です。
来年の勉強会のときもまた来たい。
酔蕎庵 楽食 (すいきょうあん らくた) （そば / 愛甲石田）
★★★★☆ 4.0