「南粤美食 （ナンエツビショク）」＠中華街（星なし）
中華街の小さなお店ですが、最近の香港の人気メニューを取り入れたり、高級な料理を出したりする実力があり、人気を博しています。
ただ、ぼくが行ったときにその実力の程が理解できませんでした。
２２年９月４日夜の来訪。
１８時半で特別な仏跳牆のコースの会に参加させていただく。１８人が狭い2階に鮨詰めなのでコロナ禍では危機感を感じる。
中国茶 ８００円
ジャスミン茶。
前菜
前菜盛り合わせ。
中央に極太のクラゲ。プリプリしています。
鴨ロースのロースト。
中華でよく見る牛肉のスライス。
きゅうりの浅漬け。
ピータン。
チャーシュー。八角が効いています。
殻付きの海老。
金牌鼓油鸡
名古屋コーチンの照り焼き。醤油のソース。
骨までぶつ切り。質は普通に良く、身はしっとり美味しいが、砕けた骨で食べにくい。
仏跳牆
前半ですが、ここで今日のメインであるが仏跳牆（ふぁっちゅーちょん）。
器ごと８時間蒸しているのでラップで包まれています。
金華ハム、干し貝柱などが見える色の濃いスープ。
スープを取ると、その具がたっぷりと沈んでいるのがわかります。生姜と干貨がじっくり味わえるスープ。旨味の濃さで言えば「華正楼」のフカヒレスープの方がとろみがありはるかに濃いかも。
具はスープの後に別盛りで。
帆立貝柱、干し鮑、金華ハム、魚の浮き袋、スッポン、国産椎茸。
浮き袋はワンタンのようにトロトロでした。
まさに珍味ですね〜。
紅焼乳鸽
若い鳩を醤油ベースのたれでローストした料理。
鳩は中山の鳩。窯焼きのように皮はパリパリ。身はレバーのような味わい。
色の濃い塩付きです。
清蒸石班魚
アカハタの清蒸。
その身はふんわり柔らかく美味しい。ただ、骨の処理がやはり大変。
かかっている醤油ダレと油が美味しい。
鼓汁蒸白鱔
鰻の豆豉炒め。中央に頭。身はぶつ切りで、その白身はむっちりした感じ。ただ、骨だらけで食べにくい。
金沙龙虾
殻ごとぶつ切りして揚げた伊勢海老。
広東料理で金沙というとスパイシーソルトを使った調理方法。
パン粉を焼いたり、炒ったり、揚げたりした物に揚げにんにくや唐辛子、揚げ葱、山椒などの香辛料を合わせた調味料を使うそうです。
実際、衣のようについているこのスパイシーソルㇳが美味しい。
ただ、身はぽろりと取れて食べやすいが、ぼくの脚の付け根にはほとんど身がなかった。当たり外れがあったらしい。
以前のメニューしか見ていないので、竹笙のついた料理を見てみたがキヌガサダケは使っていないため、この麺だけはメニュー自体が違うものだと思います。
鲜虾云吞蝦子撈麺になるのでしょうか。麺に乾燥させた海老の卵をふりかけた汁無し麺で、海老ワンタンが乗っています。
海老の卵をかけた冷製のワンタン麺は極細のラーメンで、水で締めて少し硬めに仕上がっています。ワンタンはゴロッとした海老入り。上には茶色い海老の卵。タレがほとんどかかっていないところが当たったようで味はいまいちでした。
八宝荷叶飯
干し魚腸詰めハンバーグ釜飯でした。煲仔飯です。小さな土鍋で。
すり身のようなハンバーグや中華の腸詰めが入る釜飯で、ちょっとだけ入っている干し魚ハムユイの塩気と匂いが強烈です。
木瓜氷糖燉燕窩
燕の巣とクコの実。デザートで熱いスープ。甘みは思ったほどない。上には透明でぷるぷるしたツバメの巣。その下にぶつ切りにされたパパイヤで、味がほとんどない。
３００００円の支払いです。。。