「鮨 ひろ瀬」@関内(☆☆彡)
https://sushi-hirose.com/
「小十」とその系列の「鮨 晴海」出身の若き大将による鮨屋。
高い和食の技量と鮨を繰り出してくるその構成に家族揃って惚れ込んでしまいました。
本当に銀座や東京へ行かずとも、横浜・鎌倉でクオリティーの高い店が増えて、こころから喜んでおります。
住所:横浜市中区太田町2-32-1 ビラアペックス横浜関内 2F
電話:045-323-9779
定休:不定休
営業:12時〜15時/18時〜22時
24年3月24日昼の来訪。
12時3名で予約していました。他のお客さんは若い夫婦1組。娘の大学合格祝いです。
また、鮨を乗せる皿が面白くなっていました。マヤ文明か何かの絵が描かれた陶磁器です。
極上おまかせコース 22000円+サービス料
最初に岐阜初霜の新米。おこげを海苔でいただく。
硬めの米にパリパリの海苔。香ばしいおこげもあって美味しい。
この後に握りでもいただくこの米が以前よりも確実に美味しく感じました。
最初に九十九里の蛤の茶碗蒸し。小さなお猪口に。
上には浜名湖のあおさの餡。新物の千葉の筍。
塩と蛤の出汁だけでかなり美味い。木の芽の香りも良い。
富山のホタルイカ。それに十二品の旬菜。上からごまだれをかけています。
旬菜はコゴミ、タラノメ、ソラマメ、ウルイ、ダイコン、タケノコ、ユリネ、なのはな、せり、ホワイトアスパラなど。それと上にスライスしたウド。さすがの和食の質で美味しい。
佐渡のサクラマス。皮目を炙って、藁でたたきにして香り付け。
上からマルドンの塩を振っています。
横に酢橘と自家製の柚子胡椒。完熟した黄色い柚子に唐辛子の柚子胡椒はいくらでも食べれそう。
白甘鯛の味噌幽庵焼き。上に鱗の煎餅。
炭火で串焼きした白甘鯛は美味。鉄串を抜くときのジュッという音もご馳走に思えます。
横には柚子大根。それとコリコリの筍に木の芽。
毛蟹です。若い蟹だそう。
書き出したほぐし身には蟹味噌が合わされています。それに焼いた脚の身と花穂紫蘇。
下に海苔が敷いてあるので手巻きでいただく。
握りはスミイカ。酢橘と塩。
歯ごたえがしっかりしています。
赤酢のシャリがムチッとしていて硬めなのがわかり美味しい。確実に深化しています。
鮪赤身のヅケ。10分浅く漬けたもの。脂のない赤身がまた美味い。
若狭の甘鯛のカマの若竹煮。
酒蒸しして昆布で伸ばし醤油や塩で味付けしたのだと。たんたんインスパイア。
なにげに美味しいのは三陸太郎町の春一番という若目。
そしてもちろんスープが美味い。
メヒカリ。生です。この大きさでこの鮮度。素晴らしい。
生のメヒカリは初めて食べました。
琵琶湖の稚鮎。衣揚げして有馬山椒で煮込んだ。苦味が旬らしさを体現して旨みも濃い。
いそつぶ貝。
ヤリイカは、中に足を詰め込んで甘辛く煮付け。美味い。
緑はトリガイの肝の裏漉しをかけた貝柱。
生しらすの手巻き。出始めだと。醤油だれに漬け込んだ。この苦みが素晴らしい。
うなぎの白焼。コース外のアラカルトで。皮がバリッとしていて身は脂が乗っていて美味しい。おろし立てのわさびも美味しく全て食べてしまう。
ところで、先日「青山」でテイクアウトし、娘が鰻の骨を喉に刺して夜間救急を受診した事があったが、冷めていたことが原因らしい。焼きたての熱い鰻は骨も柔らかいのだと言われて納得した。
生雲丹の軍艦。
素晴らしいね〜。写真を見て記録しているときにも惚れ惚れ。
焼いたフグの白子。下にはシャリです。
ここにかけられているのは小川フェニックスの鳳凰の卵山吹の黄身醤油で、さらにカラスミパウダーをふりかけています。
ものすごく贅沢なTKG!!!
伝助あなご。蒸して焼いていたものです。
甘い爪に振りかけた柚子の香り。
しじみの京都の赤だし味噌。輪島の塗りの椀で。
しじみの濃い出汁と味噌で美味しい。
甘味は玉子ではなく別皿で。
苺、あんこ、寒天、白玉、ミルクのアイスに、黒蜜。
めちゃ美味い!!
全てがこだわりを体現している感じで。
最後に白茶はいつもの。
フレッシュジンジャーエール高知 1000円
生姜のすりおろしなど入っていない透明なジンジャーエールでした。
太陽のいたずら 2000円
奇跡の緑茶。「ななや」@静岡のもの。微発酵茶で、中国茶の紅茶と同じ感じです。
葡萄ジュース 1000円
フランスのアラン・ミリア。メルローの葡萄ジュースです。